いな

小栗さんは言った。
「お前が信じられる人間かなんてどーでもいい。おれがお前を信じる。」
みたいなことを二回くらい前のあのドラマで。

あれ!これいつも私が言ってる、信じられるかられないかじゃなくて信じたいかたくないか、のやつじゃない!
旬くんいつの間に私の夢に侵入してエクストラクトしたの?!ディカプリオだったの?!
ってくらい同じでびっくりしちゃいました。
ってそんな考えありきたりすぎちゃうのかもしれませんがね。
けどいつしかその思想にたどり着いた時やはりそんなこと思える相手はそうはいない訳で、
そう思える相手というのは一生なんでしょうって思いました。

その考えをじゃあちょっと他のことに当てはめてみると、
お前がbitchかbitchじゃないかなんてどーでもいい。おれがお前を信じる。
になる訳ですな。
大体ずれてるかずれてないかなんて考えるだけ無駄な訳ですよ。
人間だったらその要素持ってて当たり前なんですよ。男だってそうですよ。大体チンはヤリでしょうよ。
大体男なんて自分たちがどうであるかに関わらずずれてるのが好きな訳がないんですよ。
好きな理由はあるとすれば簡単にやれそうだからってなわけで。
そうなるともう重要であるのはずれてるかずれてないかってことではなくて、
そのように外から見えるか見えないかになってくると思うのです。
少しでもそう見られたらTHE ENDそれ目当てのやつしか寄ってこない訳ですよ。
それで私ダメ男ばっかりにさあ〜…はおかしな話である。
閉店セールの看板を掲げておいて、なんだこの客の多さはふざけんなし。と言ってるようなもんである。

あとずっと思って仕方ないのは、
寂しいからが理由で始まる何かに価値はないってこと。
寂しい時に近くに居たからが何の理由になるのか。

そろそろ死にそうなほど喉が乾いていたとする。
僕はマウンテンデューが大好きだとする。
そんな時、目の前にあるものがマウンテンデューじゃなきゃいけない理由があるか。
いな、水でもアイスコーヒーでもマンゴーラッシーでもいいのである。
最悪、海水飲んじゃうやつは高校戻って浸透圧の勉強し直しましょうである。

じゃあこれほどこんなこと言ってるやつはどれほどの男なのか、という話にもなってくるが、
それはかなしいかな明白にもくそ男である。
それは 涼宮ハルヒにでもなったつもりか… の時の記事でわかるとは思いますが。

ところでパスカルのパンセを相変わらず読んでるけど、
最近は宗教の話であんまり共感できません…
別に自分は無神論者でも有神論者でもないから、ということはどちらかと言えば無神論者なんだろうけど、
あんまり神について考えたことないから言ってることにそこまで入り込めないというか…
まあ自分はパスカルじゃないし、その人の哲学全部に共感する必要はないと思うけど。
結局この手の本は自分自身である程度の思想をかためて初めて共感できるもんなんだと思う。
こんな、人の頭の中そのままみたいな文だったらそりゃ考えたことないことには共感できないだろうなって。
偉い人がこう言ってるからじゃあそうしようってのも違うだろうし、
普段そういうこと考えない人だったら言ってること自体理解できないだろうし
真似すればいいってそういうもんでもないだろうし。
だから何年かたってまた読み返したら違うのかなって思います。
そりゃ読まないよりはなんかわかることもあるんだろうとは思うけど。

ただ一つ気がかりなのは日本語に訳したのを読むのが気持ち悪いなっていう…
まあそんなこと言ったらなんでもそうなっちゃうし、
お前まずそれはフランス語できてから言えし!って話ですがな。